素朴なおいしさ、ポーランドの家庭料理

 木造の民家をそのままレストランにした建物は、街の中にありながら、不思議な落ち着きを持っている。店内の漆喰を思わせる白い壁と木の暖かさは、ポーランドの田舎の家はこんな感じなのかと想像させてくれる。

ポーランド料理の店「ワルシャワ」は79年にオープ。ドアを開けると笑顔で迎えてくれるのはオーナーのエリーナさん。店の持つ暖かさと落ち着きは、彼女の雰囲気そのもの。料理も家庭的な暖かさを感じさせてくれるものばかり。初めて食べてもどこか懐かしいような気さえする。

ヨーロッパの中央に位置し、かつては東西交易の重要な地であったポーランドは、料理においても周辺のドイツ、ロシア、オーストリアだけではなく、遠くアジアの影響も受けているという。

例えばこの店評判の「クリスピー・ロングアイランド・ダック」(17.00)は北京ダックの影響を受けているようだ。ハーブ、ニンニク、塩で味付け、皮まで香ばしく焼けた小ぶりのダックはシンプルなものだが、あっという間に食べてしまうおいしさ。

スープの「ボルシチ」(カップ3.50、ボウル5.00)と「ピエロギ」(12.00〜14.00)はロシア風。「ボルシチ」は夏には冷たく野菜中心、冬は暖かく肉が入ったものが用意される。ポーリッシュ・ラビオリといわれている「ピエロギ」はそれぞれ違う5種類の具があるが、好みのものを組み合わせることもできる。

「キャベツの煮込み」(14.00)はドイツ風。ポークかチキンの「シュニッツェル」(14.00)はオーストリア風のカツレツ。

外国の影響を受けた料理が多い中で、一番ポーランドらしい料理といえば「ビゴス」(13.00)という煮込み料理。牛肉、豚肉、ソーセージやきのこ、野菜などを数日煮込んだものでその家庭によって味が違うという。また食べたくなるような深い味わいがある。

他にアペタイザーの「ゴールデン・ポテト・パンケーキ」(7.00)、ニシンの酢漬け「へリング」(6.00)、魚料理の「虹マスの煮込み」(14.00)もおすすめ。

素朴な味と暖かさに、もう一度行ってみたいと思わせてくれるレストラン。

記事&写真提供:目 昭子 (さっか あきこ)

趣味の食べ歩きがこうじてレストラン紹介を始める。
忘れられない味はパリの「トュール・ダルジャンのフォアグラ」、香港「福臨門のふかひれ」、シドニー「マンダレーベイのロブスター」、
故郷山口の「ふぐ料理」、母の「ミートソース・スパゲティー」などなど。 現在「羅府新報」、「ラジオパシフィックジャパン」のレストラン紹介コーナーを担当。

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WARSZAWA」――素朴なおいしさ、ポーランドの家庭料理
1414 Lincoln Blvd.
Santa Monica CA 90401
310・393・8831
月曜休み 火―土 6:00pm〜11:00pm 
日 5:00pm〜10:00pm