飲酒運転-2
(Driving Under the Influence)
  D.U.Iの恐怖2

  前回のいいまわしでは飲酒運転のみがD.U.Iとして捕まるように書いてしまったが実は道端あるいは広場などで アルコールを飲んでいたりアルコールのにおいがしていただけで、D.U.Iとみなされるのでかなりの注意が必要だ。現に家で飲んで近くのスーパーまで買い物に行く途中で逮捕された人もいるし、公園でのBBQの帰りに捕まった人もいる。 このふたりは罰金を支払う事ができなかったので、拘置所JAILにはいることになってしまった。そのうちひとりは2度目のD.U.Iだったので 1ヶ月ほどJAILで過ごすはめになってしまった。(この2人はどこからみても、警官に職務質問される風貌ではないふつうのメキシコの女の人だ。)この2つの例からみてもわかるようにカリフォルニア州がどんなにD.U.Iに関しての取り締まりが厳しいか理解できるはずだ。

まず捕まって愕然とその罪の重さを痛感させられる瞬間は、有無も言わせず後ろ手にがっちりと手錠をかけられた時だろう。 それは凶悪犯罪者と何ら変わりはない扱い方だ。押し込められる様にしてポリスカーの後部座席に乗せられ管轄下の拘置所へと連行される。そこでブローマシーンテストを受けさせられアルコール身体含有量が0.08%以上であれば即、留置所に入れられる。留置所内には何も持ち込めないので重要な電話番号は暗記しておかないと後々困った事になる。身体検査もされてベルトや運動靴のひもまで抜き取られた時にはなんとも言えない惨めな気持ちになるだろう。

逮捕後最高で48時間の拘束が認められているので、この場合すぐに家族あるいは知人や弁護士に連絡をとり留置所内から早めに出る手はずをとる事だ。 さもなければ、その後そのまま裁判所へ連行される事になる。

そしてその後あなたを待ち受けているのは、刑事裁判= 罰金、最低でも800ドル、2回目以後になると2000ドル以上、あるいは禁固刑 、D.U.Iスクール入学の強制契約、1回目約3ヶ月、400−500ドル。2回目約18ヶ月、1500−1800ドル。3回目約36ヶ月、2000ドル- 3000ドル。期間も金額も裁判所の決定によることなので個人個人違いがある。

コミュニティサービス(高速道路の清掃、公園の清掃、死体洗い、JAILのオフィスの清掃、動物 死体洗い、JAILのオフィスの清掃、動物園の清掃、と色々あるが何をとっても大変な事ばかりだ。) そして保護観察期間が申し渡される。(これも個人個人で違うがひと月に一度面接があったり、近況報告の手紙をひと月に一度送らなければならなかったり、厳しい場合は1週間に一度の面接を言い渡される場合もある。そして こういうことは、弁護士は教えてくれないので要注意)もう一つはDMVの裁判=ここでいい渡される事は、免許停止、あるいは区間限定(仕事場あるいは学校との往復のみ)の運転、最悪は免許取り消しだ。ここカリフォルニアで免許がないということはどれほどの不便を強いられるか想像するだけで理解できるだろう。

ロサンジェルスには全米一D.U.Iの判決が厳しい裁判所がある。セントラルダウンタウンを管轄エリアに持つHILL.STとWASHINGTON.BLVDの角に位置しているMULTIPLE TRAFFIC COURTがそれだ。そこでは毎回D.U.Iの裁判にはMADD(The Mission of Mothers Against Drunk Driving)という団体が裁判を聴講しにきていて裁判官がどんな判決を言い渡すか見張っているのである。MADDの所属メンバーはD.U.Iによって家族や友人を傷つけられたり殺されたりした被害者達だ。 その判決が甘かったりすると、MADDからの攻撃もあるしおのずと次回の選挙での支持率および投票数に関わってくるのである。 なので、運悪くこのエリアで捕まってしまった場合は、弁護士に依頼して他の裁判所にうつしてもらうほうが 賢明だろう。もしそれが不可能で、あなたの裁判の日が選挙日4−5ヶ月前だとしたらどんなことをしてでも裁判の日にちを延期してもらった方がいい。さもなければ、どんなに有能な弁護士がしゃかりきになってがんばってくれたとしてもおのずと悪い結果となる 可能性が大きい。
次回は恐怖のD.U.I体験談!!

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